WORK FLOW-03(detail)

今回のWORK FLOWは設計を進める際の詳細図と言われるものについて少しご説明をします。

私たち設計者は図面を作成して、表現するものを説明します。
それはクライアントへの説明の為、施工者への説明の為、役所機関への説明の為だったりします。

一番分かり易いのが『平面図』と呼ばれる間取り図ですが、
その平面図にも種類があります。
計画の最初に間取りを決める際には一般的には1/100という縮尺(図面の1cmが実際の1mを現しますが、
間取り以上に細かい収納や仕様を表現するのに1/50という縮尺の大きな図面に細かいことを記入していきます。

図面は他にも断面図、立面図、展開図やコンセントなどを記載した図面など多岐に渡りますが、
その中でも最も細かく作図するのがその名の通り『詳細図』という図面です。

先ほどの縮尺を1/10、1/20、1/5などかなり大きく作図します。時には1/1の原寸でも。

Detail of Door flame
Detail of Door flame

写真の図面は建具(ドア)枠の詳細図です。
ハウスメーカーなどでは建具や建具枠は既製品を使用しますが、
イクスデザインでは基本的に建具はひとつひとつ職人さんによって天然の木を使い、
手作りで製作していきます。
よって、家の中に10枚の建具があれば、10通りまで行かなくても5、6種類の詳細図が必要になってきます。

この図面は現在工事中の物件のものですが、8通りの枠の詳細図を作成しました。
1/5の縮尺で建具の枠を縦方向に見た詳細図、横方向に見た詳細図。
使用する金物や木材の種類、塗装の種類なども記入しています。

こうった詳細図は施工者への図面なので、クライアントとの打合せの際にはあまり使用せず、
普段は写真や素材のサンプルを用いて説明していきます。

細かく、表現したいことを正確に伝えるために、
作図するのには見た目以上に時間は掛かりますが、
「神は細部に宿る」なんていう言葉もあり、
ここに力を注ぐか注がないかで空間の出来が大きく変わってきます。

名古屋市を拠点に住宅、店舗、クリニック等の設計を行う『イクスデザイン』
http://www.iks-d.jp

Golden Week 2018

今年のゴールデンウィークも岡山に帰省してきました。
その合間に、豊島へ行ってきました。
急に決め、日帰りだったので、多くは廻れませんでしたが、幾つかに。

Teshima island
Teshima island

まず、島に着いてからすぐに、昼食を『海のレストラン』で。
ここは以前に岡山でも訪れたレストラン『Via Pace』の姉妹店で設計も同じCASE REALさん。
Umi no Restaurant / CASE REAL
Umi no Restaurant / CASE REAL

コンセプチャルな波板のアーチの軽快さ。
青空と海原、赤茶のコンクリートとのコントラスト。
とても心地よいレストランでした。
Umi no Restaurant / CASE REAL
Umi no Restaurant / CASE REAL

そして、そのすぐ横に最近完成した、一棟貸しのホテル『ウミトタ』を外からだけですが、少しだけ見させていただきました。
テキスタイルで人気の皆川明さんのディレクション、SIMPLICITYの緒方慎一郎さんが設計というすごいタッグによる作品。
螺鈿細⼯の外壁はミナ・ペルホネンのテキスタイルの様な独特のテクスチャーで、
時間が経過するとさらに良くなりそうな建築。
一度泊まって、じっくり体感してみたい、素敵な建物でした。
UMITOTA / SIMPLICITY
UMITOTA / SIMPLICITY

そして、メインは西沢立衛さん設計の『豊島美術館』です。
残念ながら、GWで来館者が多く、入館するのに2時間近く待たなければならなく、また帰りのフェリーの時間もあり、
何時間でもいられそうな素晴らしい空間に数分しか入ることができませんでした。
しかし、数分でもとても気持ち良く、また来たいと思える建物でした。
Teshima Museum / Ryue Nishizawa
Teshima Museum / Ryue Nishizawa

Teshima Museum / Ryue Nishizawa
Teshima Museum / Ryue Nishizawa

Teshima Museum / Ryue Nishizawa
Teshima Museum / Ryue Nishizawa

今回も建築の力を体感でき、リフレッシュできた休日でした。
Teshima island
Teshima island

豊島へのアクセスや島内で動き回る手段は限られており、もしこれから行かれる方は、
事前にしっかり計画されることをお勧めします。
特にGWなどの大型連休は。
基本、フェリーやバスは島内の住民の方が使われる前提なので、本数はとても少ないですし、
旅客船は乗れる人数も限られているので、早めにチケットを買わないと乗れない可能性もあります。
その日も、チケットが買えなかったり、1時間に1本のバスに乗れない方が多くおられたので。。。

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Start of house in Kiyosu

先日、兼ねてより設計を進めていた『清須の家』の地鎮祭を執り行いました。
いつも地鎮祭を行うと、着工できる嬉しさと緊張感が入り混じります。

House in Kiyosu
House in Kiyosu

設計図は描き上げていますが、さらに良くなるよう現場での打ち合わせが大切になります。
House in Kiyosu
House in Kiyosu

これからの工事の様子もブログで紹介していけたらと思っています。
House in Kiyosu CG
House in Kiyosu CG

建物は木造2階建、吹き抜けの解放感のあるリビングが特徴的な住宅です。

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Cherry Blossoms

今年の桜も散ってしまい、個人的に好きな花水木が咲く時期が来ていますが、
先日、素敵な方々とお花見をご一緒させてもらいました。

まずはお世話になっている『メイドイン・ジャパン・プロジェクト』の方々と、
三重県四日市市で左官職人の松木さん(蒼築舎)の工房をお借りしての夜桜会。
工房の目の前にとても素晴らしい桜があり、当日は気温も温かく、桜も満開の絶好の花見日和でした。

Cherry Blossoms
Cherry Blossoms

松木さんの造られた、かまど『cohettui』で炊いたご飯は格別の中、
集まる方々も、松木さんを始め、物作りで活躍されている方々ばかりなので、
とても充実した話が聞け、刺激を受けた夜でした。
Cherry Blossoms
Cherry Blossoms

その翌日に、ご近所さんとのお花見会。
偶然にも同世代で、クリエイティブや飲食、物造りをしている方が、
とても狭いエリアに密集していたので、
2年程前から不定期で集まっているご近所会。

前日、三重は満開でしたが、名古屋は葉桜でした。
花見の名所には行かずに、みんなが徒歩でも集まれる近所の公園でのお花見。
子供も公園を走り回りる中、
メンバーの方が作って来てくれた美味しいコッペパンを食べながら、
みんなの話は、食からデザイン、アパレルなどなど、
こちらも尽きない話にとても盛り上がった素敵な夜でした。

Cherry Blossoms
Cherry Blossoms

ご一緒して頂いた皆様、ありがとうございました。

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Recent days 2018-03

気が付くと1ヶ月も前のことですが、3月に最近訪れたところを。

建築の世界にいると、建築写真とは切っても切れない関係にあります。
写真家の方の撮り方で、同じ建物も違った切り口で見れたりもしますし、
時には自分の想像していた空間と違って見えたりもします。
私たちにとって、建築写真(主に竣工写真)の重要度はとても大きい存在です。

そんな中、建築写真家でとても好きな『石元泰博』さんの展覧会が三重県立美術館で行われていたので、
お世話になっている三重のクライアントと一緒に観覧してきました。

Mie prefectural art museum
Mie prefectural art museum

建築写真の撮り方については、様々は考え方や個人的意見があるので、ここではあまり言及しませんが、
石元さんの写真の感想はなんといっても、「直球的な写真」「正直な写真」という感想に尽きます。
まるで図面をそのまま写真に撮ったような。

とにかく好みな写真ばかりでしたので、一般的には地味に感じる展示だったかもしれないですが、
個人的にはとても良い展示でした。

また、代表作の桂離宮を撮影した写真集『桂』の歴代のリアル本を手に取って見ることができたのは、感動でした。

Mie prefectural art museum
Mie prefectural art museum

その後は、まだ訪れたことがなかった、三重県菰野町にある『アクアイグニス』へ。
背後に建設中の高速道路、まだ寒い時期だったこともあってか、芝生はすべて枯れ、緑はなく、
訪れた日の天気があまり良くなかったのこともあり、写真におさめましたが、
想像していた施設とはかなり違っていました。。。。
こちらはまた天気の良い時にゆっくり来てみます。

Aquaignis
Aquaignis

Aquaignis
Aquaignis

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ARCHITECTURAL VISIT – Galerie Momogusa

先日、久しぶりに岐阜県多治見市にある「ギャルリ百草」さんへ行ってきました。
訪れてまず目にする、サビ鉄板のサインに苔と敷石のアプローチ。
空気感がたまらなく良かったです。

ギャルリ百草
ギャルリ百草

ギャルリ百草
ギャルリ百草

ギャルリ百草
ギャルリ百草

増築された部屋も既存とは全く違う雰囲気でしたが、白い空間と、素材の使い方が面白く、今回一番長時間この部屋にいたと思います。
ギャルリ百草
ギャルリ百草

特別な展示会ではなく、常設展での百草は初めてでしたが、とても落ち着いた雰囲気で
居心地の良い展示でした。
ギャルリ百草
ギャルリ百草

夕景の石畳とカフェも帰りたくなくなる光景。
ギャルリ百草
ギャルリ百草

今回、器などは買わなかったのですが、翌日に自宅で使用しているマグカップと湯呑みを一緒に割ってしまった時は、「あと二日早く割れていれば、百草で新調したのに・・・」と思わず悔やんでしまいました。。。
割れた器も思い入れがありましたが、新たな器を迎え入れることができる事を楽しみます。

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RECENT DAYS 2018-01

少し前の週末、毎年参拝させていただいている、伊勢神宮へ今年も参拝してきました。
この日は1月なのにとても暖かく、気持ち良く参拝することが出来ました。

伊勢神宮
伊勢神宮

外宮から内宮へ。途中伊勢うどんも食べながら。
伊勢神宮
伊勢神宮

独立してから、年初めに内宮で御神楽をあげるのが恒例になり今年で5回目。
御神楽を済ませると、とても落ち着いた気分になれ、
またこれからもずっと参拝し続けれるように
改めて今年も頑張ろうという気持ちになりました。

伊勢神宮
伊勢神宮

何度訪れても、新しい視点や発見ができる素晴らしい建物です。
伊勢神宮
伊勢神宮

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本年も宜しくお願い申し上げます。

あけましておめでとうございます。
昨年は多くの方に出会い、助けられ、刺激を受け、学ばせて頂いた一年でした。
クライアントを始め、お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

今年は楽しみなプロジェクトも着工していく予定です。

昨年は滞りがちだったブログも更新していこうと思っております。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

イクスデザイン 小林正和

2018-01-01
2018-01-01

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Hermes Artisan

先日、名古屋KITTEで行われていた、
エルメスの手しごと展“アトリエがやってきた”
へ行ってきました。

Hermes Artisan
Hermes Artisan

実際にエルメスの商品を作られている職人さんの作業風景を観れる貴重な機会。
休日に行ったこともあり、すごい来場者でゆっくり見ることは出来ませんでしたが、
何気なく行っている作業がとてもレベルの高い手しごとでした。
写真はありませんが、時計の組み立てのネジは持つのも困難なくらいの小ささをいとも簡単に作業されていました。
(写真に撮っても何か分からないくらいの小ささです)
Hermes Artisan
Hermes Artisan

Hermes Artisan
Hermes Artisan
Hermes Artisan
Hermes Artisan

革製品の作業はエルメスの代表作の“ケリーバック”の組み立てということもあって、ものすごい見学者の人でした。
作られている職人さんもとても素敵な方で、ユーモアあるトークを交えながら繊細な作業をこなされていました。

Hermes Artisan
Hermes Artisan

最近、職人さんや工場の見学をさせて頂く機会に恵まれていますが、
こうして作られていくモノは、
素材、道具、熟練した手が揃い、
ディテールを紡ぎ挙げていった集大成だなと改めて感じました。
自分の仕事にもきっと落とし込めることがあると思います。
また作り手のすごさを勉強させてもらいました。

Hermes Artisan
Hermes Artisan

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RECENT DAYS 2017-10

久しぶりのブログ更新です。
最近は事務所で図面と向かい続ける日々が続いていました。
そんな中、製陶工場を見学させて頂く機会に恵まれました。

岐阜県土岐市の歴史ある広大な工場へ。
見学は工場が終わった後の夜に行われました。

Factory tour
Factory tour

建材で使用するタイル工場などを見学することはありますが、
自分の仕事と直結しない業種の仕事を見学するのは、
とても新鮮で刺激になります。

今回訪れた工場は1日に1万2千枚の陶器を焼く大きな工場。
仕事の分野も、規模も全く異なるのですが、
その業種ならではの話や、日頃何気なく使用している食器が
作られる工程はとても興味深いものでした。

Factory tour
Factory tour

オートメーション化された工程から、
職人による経験が必要な手作業があったり。
土を扱うが故の調整など。

工場生産された陶器なので、均一かと思いきや、
工程ならではの違いが生じること。
理由を知ると、自分が使っている食器への愛着も深くなりました。

Factory tour
Factory tour

一緒に見学された方の中には、同じ製陶工場の方や、
特殊な印刷を得意とする印刷所の方。
1日の生産量が一桁の業種の職人さんなどでしたが、
様々な方の視点での質問や意見を聞きながらの見学は
より見学を楽しいものとしてくれました。
Factory tour
Factory tour

10月初旬の岐阜の夜は想像以上に寒かったですが、
良い夜となりました。
(カレンダーはまだ9月でしたが良い言葉が書いてあったので。。。)
Factory tour
Factory tour

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