ARCHITECTURAL VISIT – SHIGA Prefecture – 02

前回からの滋賀の建物探訪。
二日目は藤森照信氏設計の 『ラ・コリーナ近江八幡』 へ。
前日の緊張感ある建物とは打って変わって、
直線がほとんどなく、自然の曲線を活かした建物。
ジブリの建物かと思うほどの屋根一面と周りの植栽。その後ろに見える山々の緑。
自然を愛している建築だなと実感。

ラ・コリーナ 近江八幡 / 藤森照信
ラ・コリーナ 近江八幡 / 藤森照信

ミケーレ・デ・ルッキ氏も監修に入られているそう。
プリミティブな建築と自然の融合。言葉ではうまく言い表せれない建築。

列柱に支えられた深い軒先は佐川美術館と同じ要素でも、全く違うデザイン手法
前日の均一な建物群から人間の手の感触と自然の形状が残された建築。

ラ・コリーナ 近江八幡 / 藤森照信
ラ・コリーナ 近江八幡 / 藤森照信

ラ・コリーナ 近江八幡 / 藤森照信
ラ・コリーナ 近江八幡 / 藤森照信

事務所棟の銅板葺きが素晴らしい。

ラ・コリーナ 近江八幡 / 藤森照信
ラ・コリーナ 近江八幡 / 藤森照信

フードコート的な建物は設計者の違いもあって世界観は違っていますね。
ラ・コリーナ 近江八幡 / トネリコ
ラ・コリーナ 近江八幡 / トネリコ

まだまだ施設を増築している様なので、また緑の綺麗な季節に再訪してみたい。

途中、偶然通り掛かかり、きれいな建物だったので見学した『JINS彦根』
こちらも深い軒先が特徴的。

JINS彦根
JINS彦根

あえて軒樋をとらず、破風も作らずシンプルに軽やかに仕上げられた美しい屋根。
一部分の屋根を切り欠き、植木を入れることでただ深いだけの軒が柔らかいアプローチになっている。
JINS彦根
JINS彦根

内部も構造の特性をそのまま表した気持ち良い空間。
JINS彦根
JINS彦根

今回の視察で計ったわけではないが、
アプローチや軒先の重要さを改めて考えさせられる良いきっかけとなった。

その後は少し器を見に『季の雲』へ。
コンクリートの打放しに巨大な丸太の梁はとても存在感ある空間でした。

季の雲
季の雲

最後は少し岐阜へ寄り道をし、中村好文氏設計の 『cafe flandre』へ。

cafe flandre / 中村好文
cafe flandre / 中村好文

cafe flandre / 中村好文
cafe flandre / 中村好文

中村好文氏の建物と美術館の望月通陽氏によるサインや建物の装飾品の調和が素晴らしい。
手すり壁のRや格子の金物など、触りたくなるようなディテールが多く、
コーヒーカップも安藤雅信氏のものであったりと心地良いカフェでした。
cafe flandre / 中村好文
cafe flandre / 中村好文

二日間の小旅行、良い建築探訪が出来ました。

名古屋市を拠点に住宅、店舗、クリニック等の設計を行う『イクスデザイン』
http://www.iks-d.jp

ARCHITECTURAL VISIT – SHIGA Prefecture – 01

先日、久しぶりに建築探訪。
今回は滋賀県の建物巡りへ。

まずはI.M.Pei設計の 『MIHO Museum』へ。
信楽の山の中にある美術館。
I.M.Peiはルーブル美術館のエントランスのガラスのピラミッドで有名ですが、
こちらは建物の大部分が山の中に埋まっており、
外部に出ている部分の圧巻なガラス屋根が特徴的。

まずは美術館までのアプローチのトンネル。
直線ではなくカーブしているので、
美術館やトンネルの出口が見えないことで、
到着するまでに高まる高揚感。
トンネル自体もステンレスのディテールが素晴らしい。
シャッターを切るばかりでなかなか前に進めない。

MIHO Museum / I.M.Pei
MIHO Museum / I.M.Pei

トンネルを出ると、また圧巻な吊り橋が現れ、美術館までもう少しなのだが、
シャッターを切るばかりで、なかなか前に進めない。
見所が多い。
MIHO Museum / I.M.Pei
MIHO Museum / I.M.Pei

やっと建物に到着し、エントランスをくぐったところに現れる雄大な松を臨むピクチャーウィンドウ。
そして圧巻のガラス屋根とそれを支える鉄骨フレームのディテールの素晴らしさに声も出ない。
茶道具の茶杓の企画展示も素晴らしかったのですが、結局建物ばかり見てしまう。

MIHO Museum / I.M.Pei
MIHO Museum / I.M.Pei

MIHO Museum / I.M.Pei
MIHO Museum / I.M.Pei

MIHO Museum / I.M.Pei
MIHO Museum / I.M.Pei

続いて訪れたのは琵琶湖のほとりにある大きな切妻屋根が特徴的な
竹中工務店の設計施工による 『佐川美術館』と少し前に増築された『樂吉左衞門館』。
到着してエントランス付近にあるシンプルでストイックなバス停にまず目が奪われる。

佐川美術館 / 竹中工務店
佐川美術館 / 竹中工務店

エントランスをくぐると水盤に囲まれた美しい重なった二つの切妻屋根が現れ、
水際の列柱に支えられた深い軒先のアプローチを進むと高鳴る緊張感と高揚感。
佐川美術館 / 竹中工務店
佐川美術館 / 竹中工務店

佐川美術館 / 竹中工務店
佐川美術館 / 竹中工務店

佐川美術館 / 竹中工務店
佐川美術館 / 竹中工務店

“守破離”をテーマにした『樂吉左衞門館』は予約制で内部は撮影禁止なのですが、これは訪れる方は必見です。
大部分を水盤の下に埋め込み、アフリカジンバブエやバリの古材を利用した茶室や水の流れるコンクリートに囲まれた水露地。
写真は無いですが、これは体感しないと分からない空間だと思う。
撮影禁止にするのはそのためなのか。
とにかくまた来たいと思う空間。
今度はここでお茶を頂きたい。
樂吉左衞門館 / 竹中工務店
樂吉左衞門館 / 竹中工務店

樂吉左衞門館 / 竹中工務店
樂吉左衞門館 / 竹中工務店

そして翌日へ。

名古屋市を拠点に住宅、店舗、クリニック等の設計を行う『イクスデザイン』
http://www.iks-d.jp