上棟:House in Kiyosu

先週、『清須の家』が無事に上棟しました。
梅雨の中、晴天に恵まれ、熟練の大工さんたちによって軽やかに組み上げられました。

House in Kiyosu
House in Kiyosu

自分よりも年上の大工さんたちの身軽さにいつもながら脱帽です。
House in Kiyosu
House in Kiyosu

設計したものが、大きく形になる瞬間は喜びと同時にかなりの緊張があります。
今回は2台のビルトインガレージがあるため、構造材も大きな集成材の梁を使用したり、
納まりの関係上、一般的には105角の柱を使うのですが、部分的に大きな柱を使用したりしています。
そのため、棟上げまでに、現場監督や構造設計事務所と何度も協議を重ね、この日に至りました。
House in Kiyosu
House in Kiyosu

鉄骨階段も取り付けられ、工事はこれから雨仕舞い、造作等、どんどんと進んでいきます。
またこちらで紹介できたらと思っています。

名古屋市を拠点に住宅、店舗、クリニック等の設計を行う『イクスデザイン』
http://www.iks-d.jp

ARCHITECTURAL VISIT – Ceramics Park Mino

先日、岐阜県多治見市のにある岐阜県現代陶芸美術館で行われていた、
『デンマーク・デザイン』を見てきました。

Ceramics Park Mino / Arata Isozaki
Ceramics Park Mino / Arata Isozaki

勤め時代からデンマークの家具や建築、デザインには深く携わってきていました。
ここ最近、また北欧家具や建築に対する想いが再燃しつつあり、改めて北欧を感じるには良い機会でした。
Denmark Design / Modern Ceramic Art, Gifu
Denmark Design / Modern Ceramic Art, Gifu

展示のメインはHans J.WegnerやBorge Mogensen,Poul Kjaerholm、Arne Jacobsenなどの巨匠のアンティーク家具やプロダクトでしたが、近代のプロダクトまで広い範囲での展示だったのが、知らないデザインまで体験でき、改めてデンマークデザインのレベルの高さを実感できました。
Denmark Design / Modern Ceramic Art, Gifu
Denmark Design / Modern Ceramic Art, Gifu

展示の中には個人的に所有しているものもいくつかあると、なんだか嬉しいですね。
テンションあがった展示でしたが、土曜にも関わらず、ほぼ貸切状態だったのは、
嬉しいのやら、悲しいのやら。
本気で北欧デザインを好きな人の人口の少なさを実感。。。

展示の後は、建物『セラミックパークMINO』をじっくりと見学してきました。
巨匠“磯崎新”氏による設計の建物は並進振子免震システムによる天井から吊り下げられた展示室がダイナミックに感じられる空間は圧巻でした。

また、自然の中に埋もれたような建物は人工的な建物にいながら、
自然を心地よく感じられる素晴らしい建物。

Ceramics Park Mino / Arata Isozaki
Ceramics Park Mino / Arata Isozaki

Ceramics Park Mino / Arata Isozaki
Ceramics Park Mino / Arata Isozaki

茶室が使用されていないのか、見れなかったのが少し残念。
Ceramics Park Mino / Arata Isozaki
Ceramics Park Mino / Arata Isozaki

また多治見に来た時はゆっくり訪れたい建物です。
良いリフレッシュになりました。
Ceramics Park Mino / Arata Isozaki
Ceramics Park Mino / Arata Isozaki

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ARCHITECTURAL VISIT – Fuji bunka kindergarten

先日、名古屋市に竣工した手塚建築研究所が手掛けられた、富士文化幼稚園の見学会へ参加してきました。

富士文化幼稚園 / Tezuka Architects
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects

手塚建築研究所は独創的な発想で、
園児が遊びたくなる様な、走りたくなる様な、
そんな幼稚園をたくさん手掛けられています。

手塚さんの建築を実際に見るのは初めてでしたので、今回は名古屋ということもあり、
非常に良い機会でした。

富士文化幼稚園 / Tezuka Architects
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects

広大な敷地にも恵まれ、とても開放的な建物。
大きな建物の中に部屋があるのではなく、いくつもの部屋(教室など)が点在していて、
移動するのには必ず一度屋外に出るプラン。トイレもほぼ半屋外状態。
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects

屋根のない箇所には、わざと水たまりを作り、子供達が楽しめたりもします。
その移動通路が遊び場にもなり、止まることなく子供達が走り回れるようになっています。
これは手塚さんの代表作、屋根の上を走り廻れる『ふじようちえん』の構成が進化したようプランでした。
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects

富士文化幼稚園 / Tezuka Architects
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects

広々とした2階のテラスは1階からの植木の緑が見えたり、
園庭へ滑り台で降りれたり、
庇の下にブランコがあったりと、
子供が楽しめる工夫が随所に詰まっていました。
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects

見学会では手塚貴晴さんの講演会もあり、聴講させていただきました。
即興で演奏されたピアノの腕前も素晴らしかったですが、
講演で『ふじようちえん』を手掛けたことによって、
日本の幼稚園の建設に関する法律を変えるまでに至った経緯は
とても聴いていて驚かされました。
また、一般的な幼稚園児が幼稚園で1日に移動する距離が800mなのに対し、
『ふじようちえん』では4kmも1日で走り回るようです。
これを毎日過ごした子どもたちの将来どんなことになるのかとても興味あります。

こうして同業の最前線で活躍される方の建物を直に見学させて頂くのは、
とても刺激になり、リフレッシュできた良い機会になりました。

富士文化幼稚園 / Tezuka Architects
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects

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ANREALAGE EXHIBITION “A LIGHT UN LIGHT”

名古屋パルコギャラリーで行なわれている ANREALAGE EXHIBITION “A LIGHT UN LIGHT”へ行ってきました。
普段はほとんど建築系の展覧会へ行ってばかりで、おそらくここでも書いた POUL SMITH以来です。

アンリアレイジの服を着てはいませんが、
音楽や視覚的効果を用いたコレクションの発表などをメディアで目にすることがあって、
今回は楽しみにしていました。

ANREALAGE EXHIBITION
ANREALAGE EXHIBITION

最初の展示から『洋服』の概念を変えられた展示でした。
光に反応して発色する色素を使い、プログラムされた光を当てることで柄や文字が浮かび出すという服。

ANREALAGE EXHIBITION
ANREALAGE EXHIBITION

コレクションの映像インタビューでも語られていた、「光と影」の切っても切れない関係を現した“SHADOW”
こちらも一度見るだけでは光の効果なのか生地の織りなのかがよく分からない不思議な服。

ANREALAGE EXHIBITION
ANREALAGE EXHIBITION

肉眼でみると白い服が、カメラのフラッシュをあてて撮影した写真に写すと柄が出ている“REFLECTOR DRESS”
カメラを通してでしか見れない想像を絶するアイデアと最先端の技術の融合でした。
展示もiPhoneを使用して、視覚的に楽しみながら理解できる演出。
ANREALAGE EXHIBITION
ANREALAGE EXHIBITION

ANREALAGE EXHIBITION
ANREALAGE EXHIBITION

そして、最後の展示は円の中を光が動いて服を照らすと、見る角度によって色が変わって見える“PRISM”

その他の展示もライゾマティクスリサーチのインタラクションにサカナクション山口一郎氏のサウンドディレクションも相まって、どれも素晴らしいコレクションの数々でした。

森永さんの様に概念を超えて新しいチャレンジをすることで世の中は進化していくんだろうなと痛感。
10年後にはこれが当たり前になっいるのかな。
でもそうなったら着こなす自身は全くないな・・・。

写真では伝わりきらない世界観と表現です。
実際に見てみないとわからないです。
会期は6/10までともう少しですが、気になっている方は是非。

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WORK FLOW-03(detail)

今回のWORK FLOWは設計を進める際の詳細図と言われるものについて少しご説明をします。

私たち設計者は図面を作成して、表現するものを説明します。
それはクライアントへの説明の為、施工者への説明の為、役所機関への説明の為だったりします。

一番分かり易いのが『平面図』と呼ばれる間取り図ですが、
その平面図にも種類があります。
計画の最初に間取りを決める際には一般的には1/100という縮尺(図面の1cmが実際の1mを現しますが、
間取り以上に細かい収納や仕様を表現するのに1/50という縮尺の大きな図面に細かいことを記入していきます。

図面は他にも断面図、立面図、展開図やコンセントなどを記載した図面など多岐に渡りますが、
その中でも最も細かく作図するのがその名の通り『詳細図』という図面です。

先ほどの縮尺を1/10、1/20、1/5などかなり大きく作図します。時には1/1の原寸でも。

Detail of Door flame
Detail of Door flame

写真の図面は建具(ドア)枠の詳細図です。
ハウスメーカーなどでは建具や建具枠は既製品を使用しますが、
イクスデザインでは基本的に建具はひとつひとつ職人さんによって天然の木を使い、
手作りで製作していきます。
よって、家の中に10枚の建具があれば、10通りまで行かなくても5、6種類の詳細図が必要になってきます。

この図面は現在工事中の物件のものですが、8通りの枠の詳細図を作成しました。
1/5の縮尺で建具の枠を縦方向に見た詳細図、横方向に見た詳細図。
使用する金物や木材の種類、塗装の種類なども記入しています。

こうった詳細図は施工者への図面なので、クライアントとの打合せの際にはあまり使用せず、
普段は写真や素材のサンプルを用いて説明していきます。

細かく、表現したいことを正確に伝えるために、
作図するのには見た目以上に時間は掛かりますが、
「神は細部に宿る」なんていう言葉もあり、
ここに力を注ぐか注がないかで空間の出来が大きく変わってきます。

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