Good bye 丸栄

6月末で名古屋の百貨店『丸栄』が75年の歴史に幕を下ろし、閉店するので最後に改めて拝見に。

丸栄 / 村野藤吾
丸栄 / 村野藤吾

巨匠建築家 村野藤吾 による設計の建物は日本建築学会賞を受賞した唯一の百貨店。
村野藤吾の建築は残念ながら日本各地で耐震性や老朽化を理由に取り壊されていますね。
数年前、名古屋都ホテルも解体されましたし。

個人的に好きな建築家でもあり、今までに箱根プリンスや高輪グランドプリンスなどのホテルに宿泊したり、
広島の世界平和記念聖堂なども見学に行っています。

丸栄の建物は均整の取られたリズミカルな縦ルーバーとスラブの水平ラインが印象的な外観。
そして、交差点のコーナー部の隅切りがデザインを切り替え、かつ建物の印象を柔らかくし、エントランスの顔を作っています。

丸栄 / 村野藤吾
丸栄 / 村野藤吾

また、西側にあるモザイクタイルの壁画も村野藤吾らしさがでています。
丸栄 / 村野藤吾
丸栄 / 村野藤吾

残念ながら内部は村野建築らしさはなかなか伺えない状態です。
東郷青児が描いたエレベーターは今は動いていませんでしたが、見ることはできました。
丸栄 / 東郷青児
丸栄 / 東郷青児

重厚感ある大理石を使用した階段は最近の建物では見られなくなってきていますね。
こういうデザインを見ると何だかほっとします。
丸栄 / 村野藤吾
丸栄 / 村野藤吾

館内では丸栄の歴史を展示も行われており、当時の活気や時代を感じることができました。
丸栄 / 村野藤吾
丸栄 / 村野藤吾

また歴史ある名建築が失われるのは残念です。

ARCHITECTURAL VISIT – Ceramics Park Mino

先日、岐阜県多治見市のにある岐阜県現代陶芸美術館で行われていた、
『デンマーク・デザイン』を見てきました。

Ceramics Park Mino / Arata Isozaki
Ceramics Park Mino / Arata Isozaki

勤め時代からデンマークの家具や建築、デザインには深く携わってきていました。
ここ最近、また北欧家具や建築に対する想いが再燃しつつあり、改めて北欧を感じるには良い機会でした。
Denmark Design / Modern Ceramic Art, Gifu
Denmark Design / Modern Ceramic Art, Gifu

展示のメインはHans J.WegnerやBorge Mogensen,Poul Kjaerholm、Arne Jacobsenなどの巨匠のアンティーク家具やプロダクトでしたが、近代のプロダクトまで広い範囲での展示だったのが、知らないデザインまで体験でき、改めてデンマークデザインのレベルの高さを実感できました。
Denmark Design / Modern Ceramic Art, Gifu
Denmark Design / Modern Ceramic Art, Gifu

展示の中には個人的に所有しているものもいくつかあると、なんだか嬉しいですね。
テンションあがった展示でしたが、土曜にも関わらず、ほぼ貸切状態だったのは、
嬉しいのやら、悲しいのやら。
本気で北欧デザインを好きな人の人口の少なさを実感。。。

展示の後は、建物『セラミックパークMINO』をじっくりと見学してきました。
巨匠“磯崎新”氏による設計の建物は並進振子免震システムによる天井から吊り下げられた展示室がダイナミックに感じられる空間は圧巻でした。

また、自然の中に埋もれたような建物は人工的な建物にいながら、
自然を心地よく感じられる素晴らしい建物。

Ceramics Park Mino / Arata Isozaki
Ceramics Park Mino / Arata Isozaki

Ceramics Park Mino / Arata Isozaki
Ceramics Park Mino / Arata Isozaki

茶室が使用されていないのか、見れなかったのが少し残念。
Ceramics Park Mino / Arata Isozaki
Ceramics Park Mino / Arata Isozaki

また多治見に来た時はゆっくり訪れたい建物です。
良いリフレッシュになりました。
Ceramics Park Mino / Arata Isozaki
Ceramics Park Mino / Arata Isozaki

名古屋市を拠点に住宅、店舗、クリニック等の設計を行う『イクスデザイン』
http://www.iks-d.jp

ARCHITECTURAL VISIT – Fuji bunka kindergarten

先日、名古屋市に竣工した手塚建築研究所が手掛けられた、富士文化幼稚園の見学会へ参加してきました。

富士文化幼稚園 / Tezuka Architects
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects

手塚建築研究所は独創的な発想で、
園児が遊びたくなる様な、走りたくなる様な、
そんな幼稚園をたくさん手掛けられています。

手塚さんの建築を実際に見るのは初めてでしたので、今回は名古屋ということもあり、
非常に良い機会でした。

富士文化幼稚園 / Tezuka Architects
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects

広大な敷地にも恵まれ、とても開放的な建物。
大きな建物の中に部屋があるのではなく、いくつもの部屋(教室など)が点在していて、
移動するのには必ず一度屋外に出るプラン。トイレもほぼ半屋外状態。
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects

屋根のない箇所には、わざと水たまりを作り、子供達が楽しめたりもします。
その移動通路が遊び場にもなり、止まることなく子供達が走り回れるようになっています。
これは手塚さんの代表作、屋根の上を走り廻れる『ふじようちえん』の構成が進化したようプランでした。
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects

富士文化幼稚園 / Tezuka Architects
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects

広々とした2階のテラスは1階からの植木の緑が見えたり、
園庭へ滑り台で降りれたり、
庇の下にブランコがあったりと、
子供が楽しめる工夫が随所に詰まっていました。
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects

見学会では手塚貴晴さんの講演会もあり、聴講させていただきました。
即興で演奏されたピアノの腕前も素晴らしかったですが、
講演で『ふじようちえん』を手掛けたことによって、
日本の幼稚園の建設に関する法律を変えるまでに至った経緯は
とても聴いていて驚かされました。
また、一般的な幼稚園児が幼稚園で1日に移動する距離が800mなのに対し、
『ふじようちえん』では4kmも1日で走り回るようです。
これを毎日過ごした子どもたちの将来どんなことになるのかとても興味あります。

こうして同業の最前線で活躍される方の建物を直に見学させて頂くのは、
とても刺激になり、リフレッシュできた良い機会になりました。

富士文化幼稚園 / Tezuka Architects
富士文化幼稚園 / Tezuka Architects

名古屋市を拠点に住宅、店舗、クリニック等の設計を行う『イクスデザイン』
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WORK FLOW-03(detail)

今回のWORK FLOWは設計を進める際の詳細図と言われるものについて少しご説明をします。

私たち設計者は図面を作成して、表現するものを説明します。
それはクライアントへの説明の為、施工者への説明の為、役所機関への説明の為だったりします。

一番分かり易いのが『平面図』と呼ばれる間取り図ですが、
その平面図にも種類があります。
計画の最初に間取りを決める際には一般的には1/100という縮尺(図面の1cmが実際の1mを現しますが、
間取り以上に細かい収納や仕様を表現するのに1/50という縮尺の大きな図面に細かいことを記入していきます。

図面は他にも断面図、立面図、展開図やコンセントなどを記載した図面など多岐に渡りますが、
その中でも最も細かく作図するのがその名の通り『詳細図』という図面です。

先ほどの縮尺を1/10、1/20、1/5などかなり大きく作図します。時には1/1の原寸でも。

Detail of Door flame
Detail of Door flame

写真の図面は建具(ドア)枠の詳細図です。
ハウスメーカーなどでは建具や建具枠は既製品を使用しますが、
イクスデザインでは基本的に建具はひとつひとつ職人さんによって天然の木を使い、
手作りで製作していきます。
よって、家の中に10枚の建具があれば、10通りまで行かなくても5、6種類の詳細図が必要になってきます。

この図面は現在工事中の物件のものですが、8通りの枠の詳細図を作成しました。
1/5の縮尺で建具の枠を縦方向に見た詳細図、横方向に見た詳細図。
使用する金物や木材の種類、塗装の種類なども記入しています。

こうった詳細図は施工者への図面なので、クライアントとの打合せの際にはあまり使用せず、
普段は写真や素材のサンプルを用いて説明していきます。

細かく、表現したいことを正確に伝えるために、
作図するのには見た目以上に時間は掛かりますが、
「神は細部に宿る」なんていう言葉もあり、
ここに力を注ぐか注がないかで空間の出来が大きく変わってきます。

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Golden Week 2018

今年のゴールデンウィークも岡山に帰省してきました。
その合間に、豊島へ行ってきました。
急に決め、日帰りだったので、多くは廻れませんでしたが、幾つかに。

Teshima island
Teshima island

まず、島に着いてからすぐに、昼食を『海のレストラン』で。
ここは以前に岡山でも訪れたレストラン『Via Pace』の姉妹店で設計も同じCASE REALさん。
Umi no Restaurant / CASE REAL
Umi no Restaurant / CASE REAL

コンセプチャルな波板のアーチの軽快さ。
青空と海原、赤茶のコンクリートとのコントラスト。
とても心地よいレストランでした。
Umi no Restaurant / CASE REAL
Umi no Restaurant / CASE REAL

そして、そのすぐ横に最近完成した、一棟貸しのホテル『ウミトタ』を外からだけですが、少しだけ見させていただきました。
テキスタイルで人気の皆川明さんのディレクション、SIMPLICITYの緒方慎一郎さんが設計というすごいタッグによる作品。
螺鈿細⼯の外壁はミナ・ペルホネンのテキスタイルの様な独特のテクスチャーで、
時間が経過するとさらに良くなりそうな建築。
一度泊まって、じっくり体感してみたい、素敵な建物でした。
UMITOTA / SIMPLICITY
UMITOTA / SIMPLICITY

そして、メインは西沢立衛さん設計の『豊島美術館』です。
残念ながら、GWで来館者が多く、入館するのに2時間近く待たなければならなく、また帰りのフェリーの時間もあり、
何時間でもいられそうな素晴らしい空間に数分しか入ることができませんでした。
しかし、数分でもとても気持ち良く、また来たいと思える建物でした。
Teshima Museum / Ryue Nishizawa
Teshima Museum / Ryue Nishizawa

Teshima Museum / Ryue Nishizawa
Teshima Museum / Ryue Nishizawa

Teshima Museum / Ryue Nishizawa
Teshima Museum / Ryue Nishizawa

今回も建築の力を体感でき、リフレッシュできた休日でした。
Teshima island
Teshima island

豊島へのアクセスや島内で動き回る手段は限られており、もしこれから行かれる方は、
事前にしっかり計画されることをお勧めします。
特にGWなどの大型連休は。
基本、フェリーやバスは島内の住民の方が使われる前提なので、本数はとても少ないですし、
旅客船は乗れる人数も限られているので、早めにチケットを買わないと乗れない可能性もあります。
その日も、チケットが買えなかったり、1時間に1本のバスに乗れない方が多くおられたので。。。

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Recent days 2018-03

気が付くと1ヶ月も前のことですが、3月に最近訪れたところを。

建築の世界にいると、建築写真とは切っても切れない関係にあります。
写真家の方の撮り方で、同じ建物も違った切り口で見れたりもしますし、
時には自分の想像していた空間と違って見えたりもします。
私たちにとって、建築写真(主に竣工写真)の重要度はとても大きい存在です。

そんな中、建築写真家でとても好きな『石元泰博』さんの展覧会が三重県立美術館で行われていたので、
お世話になっている三重のクライアントと一緒に観覧してきました。

Mie prefectural art museum
Mie prefectural art museum

建築写真の撮り方については、様々は考え方や個人的意見があるので、ここではあまり言及しませんが、
石元さんの写真の感想はなんといっても、「直球的な写真」「正直な写真」という感想に尽きます。
まるで図面をそのまま写真に撮ったような。

とにかく好みな写真ばかりでしたので、一般的には地味に感じる展示だったかもしれないですが、
個人的にはとても良い展示でした。

また、代表作の桂離宮を撮影した写真集『桂』の歴代のリアル本を手に取って見ることができたのは、感動でした。

Mie prefectural art museum
Mie prefectural art museum

その後は、まだ訪れたことがなかった、三重県菰野町にある『アクアイグニス』へ。
背後に建設中の高速道路、まだ寒い時期だったこともあってか、芝生はすべて枯れ、緑はなく、
訪れた日の天気があまり良くなかったのこともあり、写真におさめましたが、
想像していた施設とはかなり違っていました。。。。
こちらはまた天気の良い時にゆっくり来てみます。

Aquaignis
Aquaignis

Aquaignis
Aquaignis

名古屋市を拠点に住宅、店舗、クリニック等の設計を行う『イクスデザイン』
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ARCHITECTURAL VISIT – Galerie Momogusa

先日、久しぶりに岐阜県多治見市にある「ギャルリ百草」さんへ行ってきました。
訪れてまず目にする、サビ鉄板のサインに苔と敷石のアプローチ。
空気感がたまらなく良かったです。

ギャルリ百草
ギャルリ百草

ギャルリ百草
ギャルリ百草

ギャルリ百草
ギャルリ百草

増築された部屋も既存とは全く違う雰囲気でしたが、白い空間と、素材の使い方が面白く、今回一番長時間この部屋にいたと思います。
ギャルリ百草
ギャルリ百草

特別な展示会ではなく、常設展での百草は初めてでしたが、とても落ち着いた雰囲気で
居心地の良い展示でした。
ギャルリ百草
ギャルリ百草

夕景の石畳とカフェも帰りたくなくなる光景。
ギャルリ百草
ギャルリ百草

今回、器などは買わなかったのですが、翌日に自宅で使用しているマグカップと湯呑みを一緒に割ってしまった時は、「あと二日早く割れていれば、百草で新調したのに・・・」と思わず悔やんでしまいました。。。
割れた器も思い入れがありましたが、新たな器を迎え入れることができる事を楽しみます。

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ARCHITECTURAL VISIT – OKAZAKI CITY 02

先日の休日を利用して、岡崎市へ少し建物探訪と展示会を見に行ってきました。

メインは前回岡崎へ行った際に改修工事中で中に入れなかった、岡崎市美術博物館へ。そして椅子好きとしては見ておきたかった『DESIGNERS CHAIR COLLECTIONS』という椅子の展示会へ。

まずは岡崎市美術博物館から。

岡崎市美術博物館 / Akira Kuryu
岡崎市美術博物館 / Akira Kuryu

公園の中にある建物は、休みの日ということもあって多くの人が芝生の広場に集まってい、とても気持ちよさそうなアプローチでした。

建物はアプローチからはその大きさや圧倒的なロケーションが分かりにくいプランです。
メインエントランスは2階となり、建物が法面に半分埋まっているような感じです。
アトリウムのエントランスから入ってエスカレーターで1階へ降りて受付に。
ですが、エントランス入ると訪れた前日に新しいミュージアムショップ『YAGURA』がオープンしていて、そこでかなり時間を費やしてしまいました。。。

YAGURA / 岡崎市美術博物館
YAGURA / 岡崎市美術博物館

安城市のライフスタイルショップSOUP.さんが運営されているようで、セレクトされた商品も素敵なものが多かったです。
インテリアもYAGURAという名前だけあって、木材を交互に積み上げて壁や天井を組んでいるデザインは面白い構成となっていました。
YAGURA / 岡崎市美術博物館
YAGURA / 岡崎市美術博物館

ミュージアムショップを一通り見てから、建物をぐるっと廻りましたが、やはり自然に囲まれた環境が建物を引き立たせていますね。つづら折りのスロープも歩いてあがると時間かかりますが、建物の大事な要素として存在感がありました。

岡崎市美術博物館 / Akira Kuryu
岡崎市美術博物館 / Akira Kuryu

テラス席が気持ちよさそうなカフェ『YOUR TABLE』は並んでいるくらい繁盛していたので、こちらは次回に再訪したいお店です。

YOUR TABLE / 岡崎市美術博物館
YOUR TABLE / 岡崎市美術博物館

岡崎市美術博物館 / Akira Kuryu
岡崎市美術博物館 / Akira Kuryu

そして、次は岡崎のシビコという商業施設で開催されている『DESIGNERS CHAIR COLLECTIONS』へ。
個人の300脚以上の椅子コレクションを一斉に展示し、そのほとんどに自由に座らせてくれるという素晴らしい展示。

DESIGNERS CHAIR COLLECTIONS
DESIGNERS CHAIR COLLECTIONS

デザイナーズチェアというカテゴリだけで、年代、スタイル等本当に様々な種類の椅子がありました。ちょっと多すぎてしっかり見たり座ったりが出来ませんでした。。。これだけあるとどうしても広く浅くなってしまいますね。でも、久しぶりに見る椅子や座ったことのない椅子に座るのはとても楽しい時間でした。
会期は6月18日までですので、興味のある方は是非。

三河地方には最近も良い建物や楽しいイベントが増えてきているので、また時間を作って再訪したいですね。
休日に建物やデザインに触れて過ごすことができ、良いリフレッシュとなりました。

名古屋市を拠点に住宅、店舗、クリニック等の設計を行う『イクスデザイン』
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Golden Week at Okayama

久しぶりにGWに岡山に帰省してきました。

Okayama Station
Okayama Station

GWはここ数年必ずプレゼン制作に追われ休めていませんでしたが、今年は時間が取れたので
久しぶりにゆっくりと岡山の実家で過ごさせてもらいました。
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休暇中も自由な時間が出来ると、気になった建築を見に行くことしか頭にないのが問題ですが。。

今回のメインは岡山にいる頃からずっと実家のすぐ近くにあることは知っていたのですが、個人住宅のため場所が分からなかった妹島和世さん設計の住宅を改修した『S-House Museum』へ。

S-House Museum / 妹島和世
S-House Museum / 妹島和世

S-House Museum / 妹島和世
S-House Museum / 妹島和世

築20年経って施主から引き継がれた個人邸を美術館へコンバートして一般公開されています。
建物の外側を吹き抜けの回廊にして、外からのプライバシーを確保して光と風を取り入れる設計。
体感しないと分からない心地よさを感じられる建物でした。
S-House Museum / 妹島和世
S-House Museum / 妹島和世

S-House Museum / 妹島和世
S-House Museum / 妹島和世

展示も楽しかったのですが、建物ばかりを見てしまっていました。。。
美術館の方も丁寧に気さくに色々なことを教えてくださり、とても良い時間を過ごさせてもらえました。
こうした試みがずっと続き、広がっていくことを願います。
S-House Museum / 妹島和世
S-House Museum / 妹島和世

そして最近OPENしたSUPPOSE DESIGN OFFICEさんによる『FOOD PARK』へも。
ここはショッピングセンターの改修に伴い、フードコートを大々的に改修された模様。

FOOD PARK / SUPPOSE DESIGN OFFICE
FOOD PARK / SUPPOSE DESIGN OFFICE

名古屋でも最近話題になっている蔦屋の『草叢BOOKS』とデザインの方向性は似ていましたね。
どちらも下地材をの木材(FOOD PARKは針葉樹合板、草叢BOOKSはラワン合板)を上手に使用したインテリア。
ランダムに乱立する鉄骨の柱と緑の樹木(フェイクグリーン)が心地良い空間を作り出していました。
FOOD PARK / SUPPOSE DESIGN OFFICE
FOOD PARK / SUPPOSE DESIGN OFFICE

最後は少しですが、岡山の再開発された街として有名な卸センター周辺も少しだけ見て回り、
岡山で勤めているときはよくお世話になっていた隈研吾さんの『Kitchen House』さんへも外からだけですが。

Kitchen House / 隈研吾
Kitchen House / 隈研吾

今回は合間を縫っての建物探訪しか出来ませんでしたが、勤め時代の先輩や施工でお世話になっていた方々と久しぶりにお酒を飲めたりも出来、互いに時間の経過や現況を確認でき良い時間を過ごさせてもらいました。お会いして頂いた方々、ありがとうございました。

もちろん『ぴいぷる』でソフトヨーグルトも頂いてきました。

ぴいぷる
ぴいぷる

名古屋市を拠点に住宅、店舗、クリニック等の設計を行う『イクスデザイン』
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WORK FLOW-02(before after)

以前のブログで説明させて頂いた、イクスデザインの仕事の進め方『WORK FLOW-01』の様に今回も仕事の中のお話を少しだけですが、紹介させてもらいます。

今回は『before after』(ビフォーアフター)についてご紹介を。

店舗のインテリアデザインをする際の外観のビフォーアフターについて。
テナントに店舗として既存の建物にお店を作る場合、
ビル側の条件やコスト面で既存の外壁やサッシを使いながら、お店の外観をなるべく壊さずに作っていくことが多くあります。

まずは『ba sho hair』を例に。
店舗用地は幹線道路沿いの建物前に大きな駐車場があり、比較的奥まった位置にある建物に同じような外観の3件のテナントが入る物件でした。

ba sho hair / before 01
ba sho hair / before 01

ba sho hair / before 02
ba sho hair / before 02

ここで提案させて頂いたのが、既存のサッシに装飾された腰パネルを取り付け、塗装を変えることで、お店の世界観を演出する案でした。
インテリアのコンセプトがアンティーク調であったため、その要素を外観でも表現していきました。

ba sho hair / CG 01
ba sho hair / CG 01

そして前面道路からの視認性を意識しながら過度な看板にならない様にテントを取りつけ、そこに店名サインを入れるデザインとしました。
合わせて、提案時のCGで他の建物との見え方を検討しながら、テントの色やロゴのデザインも検討し、クライアントと打ち合わせを重ねていきました。

ba sho hair / CG 02
ba sho hair / CG 02

ba sho hair / CG 03
ba sho hair / CG 03

また、エントランスの床面に貼られていた磁器質タイルをモザイク状の大理石に張り替えたり、ドアハンドルを真鍮製の物に変えることでお店へ入る際に高揚感が高まる演出を施しています。
こちらが完成した写真になります。

ba sho hair / after 01
ba sho hair / after 01

ba sho hair / after 02
ba sho hair / after 02

次の事例です。
最近、完成した『bistro La vie
こちらも3階建てののテナントビルの1階に位置している物件です。

Bistro La vie / before 01
Bistro La vie / before 01

こちらはビル側からの要望で外壁を傷つけないような装飾という条件のなか、既存のサッシや外壁にパネルや格子状のフレームを取り付けることでお店の世界観を提案しました。
Bistro La vie / CG 01
Bistro La vie / CG 01

こちらが完成した写真になります。
正面のガラスが大きなFIXガラスだったのを格子を入れ、外から程よく見えにくくすることで、外部からも雰囲気を窺い知れながら、店内のお客は落ち着ける様に適度な開放感を演出しています。
Bistro La vie / after 02
Bistro La vie / after 02

Bistro La vie / after 01
Bistro La vie / after 01

室内側からも同じように装飾を施しています。
Bistro La vie / after 03
Bistro La vie / after 03

この2件の様に、既存の外観を利用しながら最大限の演出ができ、かつコストも抑えれる様に工夫してデザインを行っていっています。
答えはひとつでは無いですが、可能性を追求してクライアントやそこを訪れるお客さんが喜んでもらえる様な店舗造りを行っています。

ぜひ一緒に理想の店舗を創っていきましょう!

名古屋市を拠点に住宅、店舗、クリニック等の設計を行う『イクスデザイン』
http://www.iks-d.jp