ARCHITECTURAL VISIT – Okazaki city

2016年02月5日　 Architecture, Diary

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名古屋で生活しているだけだとなかなか三河地方へは来る事が無く、
今回岡崎市の現場に通いながら、いくつかの建物探訪をして来ました。

まずはSUPER-OSというユニット（吉村さん兄弟と夫妻）が設計された“西光寺”
竣工から年数も経ち、素地のコールテン鋼で覆われた外壁は写真は逆光だったため分かりにくいですが、
良い雰囲気の錆びた鉄板の状態になったいます。

内部は錆びた鉄板とは違い、真っ白な木毛セメント板の仕上げ。
開口部には光を遮る為に可動パネルが付いています。

偶然掃除をされていた住職さんに設計当時の打合せの話やこれから改装されるという話など聞かせて頂きました。
建物の外観だけ見るとお寺とは全く分からない建物ですが、この業界に身を置く物としては、
ディテールやこだわりが見ていて楽しい建物でした。

次に訪れたのは今回手掛けさせて頂いた現場“ba sho hair”のすぐ近くにあるEureka設計の“Dragon Court Village”

一つの集合住宅が小さな路地裏の住宅郡のような配置計画は縦横に動線や視線が交錯する構成。
そしてアネックスやいつくつもの軒下空間は心地良い近所関係を作っている様に感じました。
いままでの集合住宅のあり方とは全く異なった新しい集合住宅。

岡崎市美術博物館は現在改修工事中の為またいつか来ます。
それにしても素晴らしい環境の中に建ってますね。

最後は西光寺を訪れた際に、近くで見かけた年季の入った喫茶店“ゼロ”へ。
現場に行く際も何度も前を通りずっと気になっていた、
まるでスカートをはいた様な外観。そして足下に少しだけ見える窓。

中に入ると目の前を走る国道の喧騒を気にすること無く落ち着ける空間になってました。
スカートの裏の開口部も大きく、天井のトップライトもあって暗さは全くなく、
出来た当時は相当モダンな建物だったのだろうなと思います。
外観と同じスカート型の暖炉があったりと。


古き良き時代の建物。ずっと残っていてほしいですね。
お店はデカ盛りパスタなどで有名なお店みたいでした。

名古屋市を拠点に住宅、店舗、クリニック等の設計を行う『イクスデザイン』
http://www.iks-d.jp